こんにちは、研修医Sです。
先日の記事で事務担当Wさんが書いていましたが、
そろそろマッチングの結果発表の時期です。
マッチングは医学生が医師になったときに最初に行く病院を相互指名で決定するもの。
つまり、病院側がこの学生をほしい、と思っても、
学生側が病院を指名しない限り、片思いで終わってしまいます。
その片思いを両思いにするためにはどうするか。
それはすなわち、研修内容を充実させることだと思います。
だから、というわけではありませんが、
以前見学に来ていた学生にも話したとおり、
研修医の、研修医による、研修医のための勉強会を立ち上げました。
もちろん、週に1回ずつある、指導医の勉強会・症例検討会とは別です。
初期研修医が、自分たちでER症例などを引っ張ってきて、
自分が気になったテーマを調べて、
みんなで知識を共有しよう。
それがこの勉強会の目的です。
もちろん、はじめから高尚なものではありません。
「下剤の使い方」なんてテーマも考えています。
記念すべき一回目は、SSA(湘南外科グループ)ローテート中のH先生による、
鎌倉病院で経験した胸痛・腹痛のER症例でした。
(H先生、勝手に一回目の勉強会に仕立て上げてごめんなさい)
次回は私が意識消失の鑑別について話そうと思います。
それ以外にも、見逃された大腿骨頸部骨折や、
インフルエンザの診断・治療など、
ER症例に直結しつつも考えさせられるテーマを提示したいですね。
もちろん、1年目の先生も自分なりにテーマを持ってやってもらいます。
この勉強会が、静岡徳洲会初期研修医の伝統になってくれれば良いと思います。
なお、この勉強会は不定期開催です。
月、水、金の朝、初期研修医全員が時間を取れるときに適当に始まっています。
見学に来た学生さんが見れるか見れないかは運次第。
でも、見てもらって何かを感じ取ってほしいですね。
研修医 S