2010年7月14日水曜日

I先生の成長

こんにちは、当直明けでちょっと一息ついている研修医Sです。

昨日はI先生と一緒の当直でした。
I先生は夜遅くまで手術に入っていたため、外来当直業務を始めることができたのは午後10時以降でした。
当直帯に1年目の先生が呼ばれたときは、必ず上級医、つまり初期研修2年目以上の医師が一緒に現場に立ち会うのが基本中の基本です。
I先生が診察し診断、治療方針を決定していくところを、後ろに立って、あるいは壁一枚隔てて立ち会っているのですが、この3ヶ月間の成長は目覚しいものがあります。
点数を付けるとすれば95点台の方針をバンバン出してくれます。
昨年の自分はここまでできていたかな?と思いながら、上級医はその残り5点の部分を穴埋めしなければいけません。
もし、その5点の部分に危ない病気が潜んでいたら、何より患者さんにとって不利益になってしまうからです。
私の実力でその5点を埋めきれない場合は、当然もっと上の先生方に方針を伺います。
幸い静岡病院は、TPOをわきまえ、電話内容をきちんと準備して上の先生に電話すれば、「何で電話したんだ!」と怒る先生はいらっしゃいません。
その電話内容をきちんと整理するのも研修医の仕事です。
幸い、昨日の当直では上の先生にお世話になる事は有りませんでした。
こうやって日々後輩が育っていくのはうれしく、楽しく、頼もしいことです。

また次回I先生と当直できる日を楽しみに待っています。

研修医 S